冬の乾燥肌は、実は「頭皮のベタつき」を引き起こす

「冬なのに頭皮がベタつく」
「しっかり洗っているのに、夕方には皮脂っぽい」

このような悩みを訴えるお客様は、乾燥が強まる冬ほど増加します。

一見すると
「皮脂が多い=脂性肌」
と考えがちですが、実際は真逆のケースがほとんどです。


乾燥が強いほど、頭皮は皮脂を過剰分泌する

冬は

  • 空気の乾燥
  • 暖房による水分蒸発
  • 気温低下による血流低下

これらが重なり、頭皮の水分量が大きく低下します。

頭皮は水分が不足すると、
「このままでは守れない」と判断し、
防御反応として皮脂分泌を増やします。

さらに、

  • ベタつくのが気になり
  • 洗浄力の強いシャンプーを使う
  • 1日に何度も洗う

といった行動が加わると、
皮脂の取り過ぎ → さらなる過剰分泌
という悪循環に入ってしまうのです。


冬の皮脂は「酸化しやすく、落ちにくい」

冬に分泌される皮脂は、
空気の乾燥・血流低下・代謝低下の影響で

✔ 粘度が高く
✔ 酸化しやすい

という特徴があります。

この皮脂が時間とともに酸化すると
過酸化脂質へと変化します。

過酸化脂質は

  • ベタつき・ニオイの原因
  • 通常のシャンプーでは落ちにくい
  • 毛穴に詰まりやすい

という非常に厄介な存在です。


毛穴に詰まった酸化皮脂が、抜け毛を招く

毛穴内部に過酸化脂質が残ると、

  • 毛根周辺の細胞を傷つける
  • 炎症を起こしやすくなる
  • 毛母細胞の働きを低下させる

結果として
抜け毛・細毛・成長不良の原因になります。

つまり
「冬の頭皮のベタつき」は
単なる不快感ではなく、薄毛リスクのサインなのです。


冬こそ必要なのは「強洗浄」ではない

ベタつくからといって、

  • 洗浄力の強いシャンプー
  • 皮脂を根こそぎ落とすケア

を続けるのは逆効果です。

冬に必要なのは

① 洗浄力の優しいシャンプー

  • 必要な皮脂は残す
  • 酸化皮脂だけを浮かせる
  • 毎日使っても乾燥しない処方

② しっかりとした保湿ケア

  • 洗髪後の頭皮ローション
  • 水分を補い、皮脂の過剰分泌を抑える

この水分と皮脂のバランス調整が最重要です。


冬の頭皮ケアは「乾燥対策=育毛対策」

頭皮が乾燥している状態では、

  • 血流が悪くなる
  • 栄養が届きにくくなる
  • 健康な毛が育ちにくい

どんな育毛ケアも効果が出にくくなります。

だからこそ冬は、

✔ 落としすぎない
✔ 乾かしすぎない
✔ 保湿を怠らない

この3つを徹底することで、
春以降の抜け毛予防・育毛の土台が作られます。


まとめ

  • 冬の頭皮ベタつきは「乾燥」が原因
  • 皮脂の取り過ぎが過剰分泌を招く
  • 酸化皮脂は抜け毛リスクを高める
  • 冬こそ優しい洗浄と保湿が重要

寒い季節のケア次第で、
一年後の髪の状態は大きく変わります。

頭皮を「洗う」から「整える」へ。
冬の正しいケアで、未来の髪を守りましょう。