オイルクレンジングは頭皮ケアに有効という結論
― 皮脂を「落とす」のではなく「整える」育毛ケア ―
頭皮ケアというと、
「皮脂を落とす」「洗浄力を高める」
といった発想が先行しがちですが、実はこれは育毛においては危険な考え方です。
結論から言うと、
頭皮ケアにおいて重要なのは“皮脂を取りすぎないこと”と“酸化皮脂を除去すること”
この両立です。
そのために非常に有効なのが
オイルクレンジングによる頭皮ケアです。
頭皮ケアとしてのオイルクレンジングとは
オイルクレンジングとは、
- ホホバオイル
- アルガンオイル
といった純度の高い天然オイルを使用し、
- シャンプー前に頭皮へ塗布
- 指の腹で優しくマッサージ
- クレンジングジェル
- シャンプー
という流れで行うケア方法です。
私のサロンでは10年以上前から実践していますが、
このケアを体系的に行っているサロンは、正直ほとんど見かけません。
なぜ「ホホバオイル」と「アルガンオイル」なのか
この2つのオイルが頭皮ケアに適している理由は明確です。
① 皮脂に組成が近い
ホホバオイル・アルガンオイルは、
人間の皮脂構造に非常に近い脂質を持っています。
そのため、
- 必要な皮脂は残し
- 余分な皮脂や酸化皮脂だけを浮かせる
という、理想的なクレンジングが可能になります。
② 抗酸化作用が高い
どちらも抗酸化力に優れており、
過酸化脂質の発生を抑える働きがあります。
頭皮トラブルや薄毛の根本には、
皮脂の「量」ではなく「酸化」があるため、
この抗酸化力は非常に重要です。
頭皮のオイルクレンジングは「メイク落とし」と同じ理論
イメージしやすく言うと、
顔のメイクをオイルで落とすのと同じ原理です。
水や洗浄力だけでは落としきれない、
- 毛穴の奥に詰まった皮脂
- 時間と共に酸化した過酸化脂質
は、油には油で対応するのが最も合理的です。
シャンプーだけで無理に落とそうとすると、
- 必要な皮脂まで奪う
- 乾燥を招く
- 皮脂の過剰分泌を引き起こす
という悪循環に陥ります。
オイルクレンジングのもう一つの価値
=皮脂バランスの自動調整
オイルクレンジングの優れている点は、
肌質を選ばないことです。
- 乾燥肌 → 必要な油分を補い保湿
- 脂性肌 → 余分な皮脂を浮かせて除去
つまり、
皮脂量を「増やす」「減らす」ではなく、適正化する
という働きをします。
これを定期的に行うことで、
頭皮の皮脂分泌リズムそのものが安定してきます。
育毛における「皮脂管理」の本当の意味
薄毛の原因としてよく知られる
**ジヒドロテストステロン(DHT)**は、
皮脂腺と深く関係しています。
DHTは、
- 皮脂の多い環境
- 炎症や酸化が起きやすい頭皮
で悪影響を強めやすくなります。
つまり、
- 過酸化した皮脂を除去する
- 皮脂バランスを適正化する
この2点は、
ホルモン型脱毛対策としても重要な土台になります。
「洗いすぎ」から「整える」頭皮ケアへ
育毛において必要なのは、
- 強い洗浄
- 皮脂ゼロの頭皮
ではありません。
必要なのは、
- 酸化した脂質を除去
- 必要な皮脂は残す
- 頭皮の恒常性を取り戻す
という考え方です。
オイルクレンジングは、
この考え方を最も安全かつ効果的に実践できる方法の一つです。
サロン提案としての価値
オイルクレンジングは、
- 原価が比較的低い
- 技術差が出にくい
- 理論説明がしやすい
にも関わらず、
結果と満足度が非常に高いケアです。
外側の頭皮環境を整え、
内側のインナーケアと組み合わせることで、
育毛の成功率は大きく高まります。
「皮脂を落とす」時代から、
「皮脂を整える」育毛へ。
この視点を持てるサロンこそが、
これからの育毛市場で選ばれていきます。

