**育毛サプリメント販売の“悪手”とは?

正しい理解と伝え方がサロンの信頼を大きく左右する**

育毛サプリメントの販売で、
一見正しそうに見えて実は成果を遠ざける“悪手”
があります。

サロンが正しく理解し、顧客に誠実に説明できることは、
そのまま 信頼=ブランド力 につながります。


■「当たり前」はプロだけ。一般の感覚はまったく違う

私たちは美容師として
・髪が生える仕組み
・身体の栄養状態
・サプリメントの継続性
を理解しています。

しかし一般のお客様はそうではありません。

だからこそ、
“こちらの当たり前” と “一般の感覚” は違う
という前提で説明を行う必要があります。


■「最安で効率よく生やして、最安で継続したい」という要望

実際にあった質問で、

「最安で生やすにはどうしたらいいですか?」
「できれば最安で継続したい」

という声がありました。

これは一般のお客様からすると自然な発想です。
費用は安く、効果は早く、高効率で…と考えるのは当然です。

しかしここには大きな誤解があります。


■効率だけで考えると、正解は「医薬品」。

でも重要なのは 継続 であり 安全性 である。

最安・最効率という条件だけで考えると
答えは医薬品(フィナステリド/ミノキシジル) です。

  • 安価
  • 早く効く
  • 効果のエビデンスが強い

という特徴があります。

しかし反面、
強い効果=副作用も強い
というトレードオフがあります。

一方、サプリメントは

  • 副作用なし
  • 健康・美容・育毛を同時進行
  • 緩やかだが安全
  • 長期的ケアに向く

という真逆の特徴があります。

短距離走の医薬品と
長距離走のサプリメント。

これを正しく伝えるのが重要です。


■「サプリを節約して半分量で飲む」は最大の悪手

よくある質問が、

「半分の量でも効果ありますか?」
「1日おきに飲んでも良いですか?」
「もったいないから最小量で続けたい…」

というもの。

結論:

半量・1日おきは “効果が出にくくなる悪手”。

研究過程で明らかになったことは

  • サプリ総摂取量が少ないと体感は落ちる
  • 飲む量や種類を増やすほど体感は上がる
  • 継続の安定性が最も重要

ということです。

特にサプリ育毛は
毎日の積み重ねが結果をつくる分野

節約すると効果が薄れ、
サロンに対する信頼も落ちる可能性があります。


■「メローシャルムがいい?リボンがいい?」への正解

これは
その人のAGA要因の強さで変わるため一概には答えられない
というのがプロとしての正確な回答です。

しかし確実に言えるのは、

どれを飲むかより、十分な量・毎日の継続が最重要。

ということです。


■まとめ:サプリ育毛の正しい理解(サロン向け)

● 育毛の最安を目指すならサプリ育毛は向かない

(医薬品が最安・最効率)

● サプリ育毛の価値は

・美容
・健康
・アンチエイジング
の3つを失わず同時進行できる点

● 飲む量と種類は多い方が体感が上がる

(節約飲みは悪手)

● 毎日欠かさず続けることが最重要

(1日おきはNG)

● 安全性が高く、植毛・幹細胞技術よりは圧倒的に継続しやすい


■サロンが説明すべき “本質” はこれ

取扱店様には、

  • サプリと医薬品の違い
  • サプリのメリット・デメリット
  • 正しい飲み方
  • 半量飲みの非効率
  • 継続の重要性

を誠実に伝えていただくことで、
顧客との強固な信頼関係が生まれます。

これこそが、
サロンの唯一無二のUSPになり、
継続売上の要になります。